母の日にカーネーションを贈るのは日本だけ?赤と白の意味もご紹介

5月の行事

こんにちは、ちえです。

5月の第2日曜日は「母の日」

感謝の気持ちを込めてお母さんにカーネーションを贈る方も多いですよね。
でも、「どうしてカーネーションを贈るの?」「赤と白の違いって?」とふと思ったことはありませんか?

今回のリサーチでは、母の日の起源から、カーネーションに込められた意味、そして日本と海外での違いまで、優しくわかりやすくご紹介していきます。

母の日ギフトを選ぶときの参考にも、ぜひしてみてくださいね。

母の日の起源ってどこから?

母の日の始まりは、実はアメリカにあります。

1907年、アメリカ・ウェストバージニア州に住んでいた女性、アンナ・ジャービスさんが、亡き母親を偲んで教会で追悼式を行ったことがきっかけでした。

アンナさんのお母さんは、生前「母親たちが平和に暮らせる社会を作りたい」という願いを込めた活動をしていたそうです。

その思いを受け継ぎ、アンナさんは「母親に感謝する日」を作ろうと働きかけ、1914年にアメリカの国民の祝日として「母の日」が正式に制定されました。

このとき、アンナさんが追悼式で配った花が、白いカーネーションだったんです。
カーネーションは、お母さんの「純粋な愛情」を象徴する花として選ばれました。

どうしてカーネーションを贈るの?

アンナ・ジャービスさんがきっかけで、カーネーションは母の日のシンボルになりました。

もともとカーネーションには、「無垢で深い愛」「尊敬」という花言葉があり、母親への感謝や敬意を表すのにぴったりだったんですね。

当初は「白いカーネーション」が主流でしたが、時代が進むにつれて「生きているお母さんには赤いカーネーションを、亡くなったお母さんには白いカーネーションを」と色による使い分けがされるようになりました。

日本にも、明治末期から大正時代にかけてこの文化が伝わり、徐々に広まっていきました。

今では、母の日といえばカーネーション!というほど、しっかりと定着しています。

赤いカーネーションと白いカーネーションの意味

母の日に選ばれるカーネーションの色には、それぞれ特別な意味があるんです。

赤いカーネーション

・花言葉:「母への愛」「真実の愛」
・意味:生きているお母さんへの感謝と愛情を表す
・気持ち:感謝をまっすぐに伝えたいときにぴったり

母の日に贈る定番中の定番です。
明るい赤や深紅など、トーンによって雰囲気も少し変わりますよ。

白いカーネーション

・花言葉:「純潔の愛」「尊敬」
・意味:亡くなったお母さんを偲ぶ
・気持ち:静かな祈りや感謝を込めて

白いカーネーションは、もともとアンナ・ジャービスさんが母への追悼に使ったことから、天国にいる母親への贈り物として選ばれることが多いです。

ほかにもいろんな色が!カーネーションのバリエーション

最近では、カーネーションにもさまざまな色や品種が登場しています。
それぞれの色には独自の花言葉があるので、気持ちに合わせて選ぶのも素敵です。

ピンクのカーネーション

花言葉:「感謝」「温かい心」

優しく柔らかな印象で、お母さん世代にとても人気。

オレンジのカーネーション

花言葉:「純粋な愛」「あなたを誇りに思う」

明るく元気なイメージで、若々しいお母さんにおすすめ。

紫のカーネーション

花言葉:「気品」「誇り」

高貴なイメージがあり、ちょっと特別感を演出したいときに。

黄色のカーネーション

花言葉:「軽蔑」「嫉妬」
(※注意!)

実はあまり母の日向きではありません…。

ただし、最近は「幸福」「明るさ」というポジティブな意味で扱われることも。

カーネーションを贈るのは日本だけ?

「母の日=カーネーション」というイメージは、日本だけでなく、世界中に広まっています。
ですが、贈る花の種類やスタイルには少しずつ違いがあるんですよ。

アメリカ

カーネーションが主流。赤・白を区別する文化も根強い。

子どもたちが手作りカードや小さな花束をプレゼントするのも一般的。

イギリス

「マザリング・サンデー」と呼ばれる母の日(イースター前の4週目の日曜日)に贈り物をする。

花だけでなく、ケーキやギフトカードを贈ることも多い。

オーストラリア

母の日に「菊の花(マム)」を贈るのが一般的。

「Mum(マム)」が母親を指す英語表現だから、菊(Chrysanthemum=クリサンセマム)が選ばれたんです。

中国・韓国

母の日だけでなく「両親の日(5月8日)」にカーネーションを贈る文化が。

感謝の気持ちを家族みんなで伝える日として親しまれています。

このように、カーネーションを贈る文化自体は世界に広まっていますが、
国によってスタイルや意味合いが少しずつ違うのもおもしろいですね。

母の日にカーネーションを贈るのは日本だけ?まとめ

母の日にカーネーションを贈る習慣は、アメリカから始まり、今では世界中に広がっています。

赤いカーネーションには「生きているお母さんへの感謝」、白いカーネーションには「亡くなったお母さんへの追悼」という意味が込められているんですね。

最近では、赤や白だけでなく、ピンクやオレンジなどさまざまな色のカーネーションも登場し、感謝の気持ちをよりカラフルに伝えられるようになりました。

母の日は、普段なかなか伝えられない「ありがとう」を素直に届けるチャンス。

今年は、カーネーションに込められた意味にも少し想いをはせながら、お母さんにぴったりのお花を選んでみてはいかがでしょうか?

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