こんにちは、ちえです。
夏になると、自然の中で思いっきり遊べる「川遊び」は、子どもたちにとってワクワクする体験ですよね。
しかし、川は楽しいだけでなく、目には見えない病原菌や寄生虫が潜んでいることも。
「ちょっとくらい平気でしょ?」と思って油断していると、思わぬ体調不良につながることもあります。
今回のリサーチでは、川遊びで気をつけたい病気やその対策について、パパママが知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。
1. 川の水、実は安全じゃない?自然の水に潜むリスク
一見きれいに見える川の水。
でも、実際にはさまざまな細菌やウイルス、寄生虫などが存在している可能性があります。
特に人が多く集まる川や、上流に家畜小屋やキャンプ場がある場合は、より注意が必要です。
代表的な水系感染症
● レプトスピラ症
汚染された川や池に入ることで感染。発熱や筋肉痛、重症化すると肝臓や腎臓に障害が出ることもあります。
● アメーバ赤痢
海外旅行者の病気と思われがちですが、国内でも稀に感染例あり。川の水や泥が口に入って感染することも。
● クリプトスポリジウム症
激しい下痢や腹痛を引き起こす原虫。塩素消毒にも強く、自然の水中にいることがあります。
● カンピロバクター
食中毒の原因として知られる細菌ですが、汚れた川の水にも潜んでいることが。
子どもは特に感染しやすい!
小さな子どもは、水遊びの途中で無意識に水を飲んでしまうことが多く、免疫も大人より弱いため、感染リスクが高くなります。
2. どんな場面が危ない?川遊び中の感染リスク行動
川遊びの中には、感染リスクを高めてしまう行動がいくつかあります。
注意ポイントをチェックしておきましょう。
危険な行動例
● 川の水を誤って飲んでしまう
● 手や足にすり傷があるまま遊ぶ
● 泥をいじった手でおやつやお弁当を食べる
● ペットと一緒に水に入る
● 上流に牛舎やキャンプ場がある川で遊ぶ
特に、子どもは泥遊びが大好き。
泥の中にも病原菌は多く含まれていることがあるので要注意です。
3. 体調不良のサインに気づくことが大切!
川遊びから数日〜1週間後、次のような症状が出たら、念のため川での感染を疑ってみましょう。
要注意の症状
● 発熱
● 嘔吐や下痢
● 倦怠感
● 筋肉痛、関節痛
● 目の充血や皮膚の発疹
これらの症状があれば、早めに小児科を受診し、「川で遊んだ」と伝えることが診断のヒントになります。
4. 川遊びの前にできる対策とは?
完全に病気のリスクをゼロにすることは難しいですが、ちょっとした準備と注意で、かなりの予防ができます。
事前準備
● 傷があるときは防水絆創膏やラッシュガードで保護
● できるだけ浅くて流れが穏やかな清流を選ぶ
● 上流の環境(牧場、トイレ、キャンプ場)がきれいか事前に調べる
持っていくと安心なアイテム
● ウェットティッシュ・消毒ジェル
● 足洗い用の水(ペットボトル等に入れて)
● 替えの着替え・靴下
● ビニール袋(汚れたものの収納用)
5. 遊んだあとのケアも忘れずに!
遊び終わった後も、感染症のリスクを減らすためにしっかりケアをしましょう。
遊んだあとのチェックリスト
● 手洗い・うがいはしっかりと!
● おやつやご飯の前に手を消毒
● 帰宅後はすぐにシャワーで全身洗浄
● 着ていた衣類はその日のうちに洗濯
特に水着やラッシュガードには川の水がしみ込んでいることが多いため、きれいに洗ってから次回使いましょう。
6. それでも川遊びは楽しい!正しい知識で安心に
川にはリスクがある一方で、自然と触れ合いながら五感を育てる貴重な遊び場でもあります。
「こわいからやめよう」と思うのではなく、正しく知って、予防して、安全に楽しむことが大切です。
病気のことを知っていれば、対策もできます。
「川で遊んだ日は手洗いをしっかりしようね」
「泥を触った手ではおやつを食べないよ」
など、子どもにもわかる言葉で繰り返し伝えていきましょう。
まとめ:楽しく、安全な川遊びのために
川遊びは、自然の魅力をたっぷり感じられる夏の醍醐味。
でも、目に見えないリスクがあることを忘れてはいけません。
大切なのは、「危ないからやらない」ではなく「知って備える」こと。
水を飲まない、手を清潔にする、傷口を守る――ちょっとした意識が、大きな安心につながります。
家族みんなで楽しく、そして安全に!
この夏も、素敵な川遊びの思い出をたくさん作ってくださいね。
コメント