こんにちは、ちえです。
5月と6月、それぞれにやってくる「母の日」と「父の日」。
「母の日といえばカーネーションを贈る日だけど、父の日って何をするの?」「そもそもどう違うの?」と、ふと疑問に思ったことはありませんか?
今回のリサーチでは、母の日と父の日の由来や起源の違いを丁寧に解説しつつ、贈り物の定番やおすすめのプレゼントもご紹介します。
家族に感謝を伝える大切な日、それぞれの意味や過ごし方を見直してみませんか?
母の日の起源とは?カーネーションの意味も
母の日は、毎年5月の第2日曜日に祝われる日で、日本でもとてもなじみ深いイベントです。
そのルーツはアメリカにあり、20世紀初頭にアンナ・ジャービスという女性が、亡き母を偲んで教会で白いカーネーションを配ったことが始まりとされています。
やがて「母親に感謝を伝える日」として広まり、アメリカのウィルソン大統領によって1914年に正式な記念日として制定されました。
日本では昭和初期から広まり、戦後には今のような「5月の第2日曜日」に定着しています。
なぜカーネーションを贈るの?
カーネーションは「母の愛」という花言葉を持ち、母の日にぴったりな花とされています。
特に「赤いカーネーション」は健在なお母さんに、「白いカーネーション」は亡くなったお母さんへの追悼の意味があります。
そのため、プレゼントには赤やピンクなど、明るい色のカーネーションが人気です。
アレンジメントや鉢植えなど、贈り方もさまざまにアレンジできるのが魅力ですね。
父の日の起源は?意外と知られていないストーリー
一方で、父の日の歴史は少しだけ母の日の後を追っています。
始まりは1909年、アメリカ・ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性が、男手一つで6人の子どもを育てた父親を讃え、「母の日があるなら父の日もあるべき」と教会に提案したことがきっかけでした。
その後、父の日も少しずつ広がっていきましたが、正式にアメリカで国の記念日として制定されたのは1972年と、母の日よりもずっと遅いんです。
日本では1980年代にデパートなどが販促キャンペーンを行ったことから普及し、今では6月の第3日曜日が「父の日」として定着しています。
母の日と父の日、どう違う?気持ちの伝え方の違い
母の日も父の日も、感謝の気持ちを伝えるという意味では共通しています。
ですが、世間的には「母の日の方が盛り上がっている印象がある」と感じる方も多いのではないでしょうか?
その背景には、母の日は“花を贈る”というわかりやすい文化があること、また父親は「照れくさくて言葉やプレゼントが少ない」という傾向も影響しているかもしれません。
ですが近年は、父の日にもさまざまなギフトが登場し、少しずつ「ありがとう」を伝える文化が定着してきています。
母の日にはカーネーション、では父の日は何を贈る?
母の日の定番が「カーネーション」だとすると、父の日の定番はなんでしょうか?
実は、日本では「黄色いバラ」が象徴として知られています。
これは「父の日黄色いリボンキャンペーン」と呼ばれる、日本独自の活動から広まったものです。
黄色には「尊敬・幸福・友情」といったポジティブな意味があり、バラもまた高貴さや品格を表します。
ただし、バラでなくても、お酒・おつまみ・健康グッズ・ファッション小物など、日常で使えるプレゼントが人気です。
父の日におすすめの贈り物(ジャンル別)
① おしゃれアイテム
ネクタイ、ポロシャツ、ハンカチなど
サングラスや帽子(アウトドアが好きな父に◎)
② 健康を気遣うギフト
マッサージグッズ、フットバス
機能性飲料、健康サプリメント
③ 食べ物・飲み物
地ビールや日本酒の飲み比べセット
高級おつまみやご当地グルメ
④ 花を贈るなら
黄色いバラ、ひまわり、グリーン系の植物
観葉植物やハーブも人気
母の日に花を贈ることに抵抗がないように、父の日にも“花を贈る”という選択肢がもっと浸透すると素敵ですね。
実用的には「まとめて贈る」人も増えている
最近では、「母の日と父の日を合わせて一緒にプレゼントを贈る」という人も増えています。
たとえば…
●ペアパジャマやルームウェア
●お揃いのマグカップやタンブラー
●旅行券や食事券などの“体験型ギフト”
忙しい社会人の方や、遠方で暮らすご両親に感謝をまとめて届けられるのが魅力です。
まとめ|母の日と父の日、どちらも大切に
「母の日はカーネーション、父の日は…?」と考えたところから始まった今回のお話。
実はどちらも、子を想い、家庭を支えてくれた親へ感謝を伝えるという根っこは同じです。
父の日はやや影が薄いと思われがちですが、お父さんだって“ありがとう”の言葉や、ちょっとした気遣いがとても嬉しいはずです。
ぜひ今年の6月は、黄色いバラやお酒と一緒に、感謝の気持ちを届けてみてくださいね。
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