梅雨時の洗濯物イヤな臭いの正体は?体にも潜伏する身近な菌だった!

6月の行事

こんにちは、ちえです。

梅雨の季節になると、毎日の洗濯が憂うつになりますよね。

部屋干しが増えるこの時期、「ちゃんと洗ったのに、なんだか臭う…」「タオルやシャツから生乾きのイヤ〜な臭いがする」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

特に小さなお子さんがいる家庭や、家族の洗濯物が多い主婦の方にとって、「ニオイ問題」は大きなストレス。

実はその臭い、しっかり洗ったつもりでも落としきれなかった“菌”の仕業なんです。

しかも、その菌は洗濯物だけでなく、私たちの肌にも潜んでいる身近な存在

今回のリサーチでは、イヤな臭いの原因とその正体、そして今日からできる対策を、丁寧にお伝えします。

洗濯物が臭う原因は“モラクセラ菌”だった!

洗濯物の嫌なニオイの正体は、「モラクセラ菌」という常在菌の一種。

この菌は私たちの皮膚や口の中、鼻の中などにもいる、ありふれた菌です。

「えっ!?体にいる菌が臭いの元なの!?」と驚くかもしれませんが、モラクセラ菌は普段は悪さをしません。

ところが、湿度が高くて風通しの悪い場所では、増殖しやすくなり、ある物質を発生させるのです。

モラクセラ菌が作り出す“脂肪酸”が臭いのもと!

モラクセラ菌は、皮脂や汗の成分を分解して、「中鎖脂肪酸」という臭い物質を作り出します。

これがまさに、あの“生乾き臭”の正体!

特にタオルやTシャツなど、肌に直接触れる衣類は皮脂がつきやすく、菌のエサになる成分が多く含まれています。

そのため、菌が増えやすく、臭いも強くなりがちです。

なぜ梅雨時は臭いやすい?菌が喜ぶ「3つの条件」

梅雨の時期になると、どうして洗濯物が臭いやすくなるのでしょうか?
それは、モラクセラ菌にとって絶好の環境が整ってしまうからなんです。

1.湿度が高い

雨が多く、湿度が70%を超えることも多い梅雨は、菌にとって「天国」

湿気があると乾燥に時間がかかり、その間に菌がどんどん増殖してしまいます。

2.室内干しで風通しが悪い

外に干せないために室内干しが増える梅雨。

風の流れがない場所に干すと、衣類の表面温度も下がりやすく、水分がなかなか蒸発しません。

これも菌の活動を助けてしまいます。

3.洗濯機の汚れ

実は、洗濯機の中にも菌が潜んでいます。

特に洗濯槽の裏側はカビや皮脂汚れがたまりやすく、梅雨時は菌が活性化しやすくなります。

いくら洗剤を使っても、汚れた洗濯槽で洗っていると、逆に菌が衣類にうつってしまうことも…。

洗濯物の臭いを防ぐ!今日からできる6つの対策

それでは、洗濯物のニオイを防ぐために、私たちが家庭でできる具体的な対策をご紹介します。

1.洗濯後はすぐに干す

洗濯が終わったあと、うっかり放置してしまうことありませんか?
実は洗濯槽の中が一番菌が増えやすい状態。洗い終わったらすぐに干すことが、臭い防止の第一歩です。

2.除菌効果のある洗剤や酸素系漂白剤を活用

モラクセラ菌のような皮膚常在菌には、通常の洗剤だけでは除去しきれないことも。

除菌成分入りの洗剤や、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を加えることで、菌の数をグッと減らせます。

※塩素系は漂白力が強いため、色柄ものには酸素系が安心です。

3.洗濯槽の定期的な掃除

洗濯機の中の見えない汚れも、臭いの元になります。

月に1回は洗濯槽クリーナーで内部をリセットしましょう。

市販の洗濯槽クリーナーでOKですが、重曹やクエン酸を使ったナチュラル掃除もおすすめ。

4.干すときは“間隔”と“風通し”が命!

洗濯物同士が密集していると、乾きにくくなり、臭いの原因に。ハンガーの間隔はこぶし1個分を目安に開けましょう。

また、扇風機や除湿器を使って風を当てると、ぐっと乾きが早くなります。

5.タオル類は時々「煮洗い」する

しつこい臭いがとれない場合は、熱湯での“煮洗い”も効果的。

鍋で沸かしたお湯(80℃程度)に、酸素系漂白剤を加えて10分程度つけおきすれば、菌もニオイもすっきり除去できます。

※火傷や火の取り扱いには十分ご注意ください。

6.衣類の素材を見直す

ポリエステルなどの化学繊維は、綿に比べて臭いが残りやすい性質があります。

特に汗をかくインナー類は、吸湿性・通気性のよい綿や麻素材を選ぶと◎。

家族の肌にも!見えない菌とのつき合い方

モラクセラ菌は、先ほどもお伝えしたように、私たちの皮膚にもともと存在する菌です。完全に排除することはできませんし、むしろ肌のバリア機能に必要な“良い菌”でもあります。

でも、バランスが崩れて菌が増えすぎると、臭いや肌トラブルの原因にもなるのです。

だからこそ、日常のケアや清潔な環境が大切。

● 家族の肌着やタオルはこまめに洗う
● 雨の日は、しっかり乾かしてからタンスにしまう
● 子どもの服は特に、洗剤とすすぎを丁寧に

そんな小さな気遣いが、菌の増殖を防ぎ、家族全員が快適に過ごすことにつながります。

まとめ:梅雨の洗濯は、ちょっとした工夫で変えられる!

「部屋干しだから仕方ない…」「梅雨の時期は我慢するしかない…」と思っていた洗濯のニオイ問題。

でも、実はちょっとした習慣やアイテムの工夫で、イヤな臭いは防げるのです。

臭いの元であるモラクセラ菌は、あなたのすぐそばにいる菌。だからこそ、“敵”ではなく“共存相手”としてうまく付き合うことが、ストレスの少ない洗濯ライフのコツなのかもしれません。

今年の梅雨は、清潔&快適な部屋干しを目指して、ぜひこの記事でご紹介した対策を試してみてくださいね。

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