梅雨や雨の日に片頭痛が起きるのはなぜ?原因と正しい対策は?

6月の行事

こんにちは、ちえです。

「朝からなんとなく頭がズキズキする…」「雨の日は決まって片頭痛に悩まされる」
そんな風に、梅雨や天気が悪い日に片頭痛がつらくなると感じている方は多いのではないでしょうか?

特に30~40代の女性は、仕事や家庭のストレスに加えてホルモンバランスの変化も影響しやすく、片頭痛の頻度や症状が強く出やすい時期でもあります。

今回のリサーチでは、「なぜ梅雨や雨の日に片頭痛が起きやすいのか?」という原因をわかりやすく解説しながら、日常生活の中でできる予防と対策法を章ごとに丁寧にご紹介します。

「少しでも楽に過ごしたい」「薬に頼りすぎたくない」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

なぜ梅雨や雨の日に片頭痛が起こりやすいの?

片頭痛の根本的な原因は完全には解明されていませんが、「脳の血管が一時的に広がって炎症を起こすこと」で痛みが起こると考えられています。

そして、雨の日に片頭痛が悪化しやすいのには、いくつかの要因が関係しています。

1. 気圧の変化による自律神経の乱れ

梅雨や雨の日には気圧が低くなる傾向があります。

この気圧の変化に体がうまく対応できず、自律神経が乱れてしまうことで、脳の血管が広がり、片頭痛の引き金になるのです。

特に40代以降の女性は、更年期に差しかかることでホルモンバランスが不安定になり、自律神経も乱れやすくなるため、片頭痛が悪化することがよくあります。

2. 湿度・温度の変化による体へのストレス

梅雨は高湿度・急な気温差が重なる季節です。

このような環境の変化は体にストレスを与え、自律神経や血管のバランスが崩れて片頭痛を引き起こす要因になります。

また、雨の日は室内にこもりがちになり、運動不足や日光を浴びないことによる「セロトニン不足」も片頭痛に関係すると言われています。

3. 気圧の変化を“感じ取りやすい”体質

気圧の変化に敏感な体質の人(気象病体質)は、耳の奥にある内耳のセンサーが過剰に反応し、脳に「ストレス」として伝わります。

この反応が血管の収縮・拡張を引き起こし、片頭痛を誘発します。

片頭痛を和らげる!雨の日にできる正しい対策法

それでは、梅雨の時期に片頭痛を少しでも楽にするために、日常生活で取り入れられる予防・対策をいくつかご紹介します。

1. 気圧の変化を“見える化”して心構えを

気圧の変化による片頭痛を防ぐには、事前に「今日は片頭痛が起きやすいかも」と心構えをするだけでも、気持ちの余裕が生まれます。

▶ おすすめの方法

● 天気アプリや“頭痛ーる”などの気象予報アプリを活用
 → 気圧が急激に下がるタイミングを事前に把握できます。

● 体調記録をつける
 → どんな日・天候で片頭痛が起きやすいか、自分の傾向が見えてきます。

2. 血管の急激な拡張を避ける

片頭痛が起きるときは、血管が急に広がることが引き金になります。

血管を広げてしまうような生活習慣を避けましょう。

▶ 避けたい習慣
・熱いお風呂に長時間入る
・アルコールの摂取
・空腹状態での長時間放置(血糖値の乱高下)

▶ おすすめの工夫
・ぬるめのお風呂(38℃前後)に短時間
・水分補給はこまめに(脱水は片頭痛の大敵!)
・朝食は軽くでも摂る習慣を

3. セロトニンを増やすリズムを意識

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、脳の神経を安定させる作用があります。

セロトニンが不足すると、片頭痛が起こりやすくなるとも言われています。

▶ セロトニンを増やす生活習慣
・朝起きたらカーテンを開けて自然光を浴びる
・リズム運動(ウォーキング・軽いストレッチ)
・バナナ・納豆・卵などセロトニンを作る材料を含む食材を摂る

4. 鎮痛薬の使い方にも注意を

片頭痛が出たときに市販薬を飲む方も多いと思いますが、痛みが出てからすぐに飲むことが大切です。

片頭痛は痛みが始まってから時間が経つほど、薬が効きにくくなる性質があります。無理に我慢せず、「これは片頭痛かも?」と感じた時点で飲むようにしましょう。

また、薬を月に10回以上飲んでいる方は薬物乱用頭痛の可能性もあるため、一度医師に相談を。

更年期と片頭痛の関係も要チェック

30~40代女性が片頭痛に悩む場合、「更年期症状」が関係していることもあります。

エストロゲンの急激な減少は、脳の血管にも影響を与え、片頭痛が頻繁になったり重くなる原因にも。

「頭痛の回数が増えた」「以前よりつらくなった」と感じている方は、婦人科や頭痛外来での相談をおすすめします。

ホルモンバランスの調整や漢方薬で、症状が改善するケースもあります。

まとめ:梅雨の片頭痛は“体調のバロメーター”と考えて

梅雨や雨の日に起こる片頭痛は、気圧・湿度・自律神経・ホルモンバランスなどが複雑に関わっています。

でも、少しずつ生活を整えていくことで、確実に「ラクになる時間」は増えていきます。

特に30~40代は、仕事・家庭・体の変化などで自分のことが後回しになりがちな時期です。

だからこそ、「痛みを我慢する」のではなく、「自分の体に耳を傾ける」ことを大切にしてほしいと思います。

無理せず、ゆっくり、丁寧に。
雨の日も心地よく過ごせるように、今日からできる対策を取り入れてみてくださいね。

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